鍼灸・マッサージ院の内装です。天井高さが3m、2.3m、2.1mと低くなっていく約9坪の既存空間にアーチ型と門型
の壁を2枚挿入し、徐々に開口を絞って奥行感を出すことを意図しました。その2枚の壁を木質仕上げとして、栂のブ
ロックの積み方や米杉羽目板の張り順を現場で幾度も吟味しました。漆喰や塗装によって白く塗られた他の壁と対比的
に扱いながらも、全体的に柔らかな表情を持つ空間で統一されています。また、手前の待合室に対して、奥の施術室は
調光式の間接照明としてグレアをなくしたことも空間に変化を与え、患者の緊張感を和らげることに寄与しています。
鍼灸・マッサージ ソワニエ HP:www.soigneur.jp
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