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MINOTAKE

小学校時代にお世話になった恩師宅のマンション改修です。訪れてみると、ダイニングには白くて比較的新しい家具や家電が
備わっていたが、あちらこちらに点在して置かれ、どこか所在なさげな印象でした。食器棚と電話台が和室への通路を遮り、
窓の前にはごみ箱が置かれ、引戸を背にして家電収納を置かざるを得ないという状況でしたが、確かに元々のプランではそれ
以上にやりようがないようにも思えました。この限られた空間の中でやりくりするには、家具などが背を向けられる壁が必要
で、その配置を変換するきっかけに、キッチンを窓側に移すことを提案しました。窓側の壁と、元々キッチンのあった壁面に
それらの家具や家電の「身の丈」にあったスペースを用意すると、塞がっていた和室への通路を取り戻すことができました。

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